Lubrication

ルブリケーション
エンジンオイルには、様々なオイルがあります。では、車にどのオイルを入れても良いか、というとそうではありません。
お客様のお車の種類や乗り方によってお車に適したオイルは変わってきます。

■車種

まず、
1. お車にあったエンジンオイルの粘度を確認する。 例えば、お客様のお車が0W-20のオイルが推奨されているならば、SAE粘度が0W-20のエンジンオイル(HX7 0W-20、HX5 0W-20)がお勧めとなります。

■乗り方

その上で、
2. お客様のお車の乗り方にあったエンジンオイルを選ぶ。 例えばオイルにとって過酷な運転条件が多いお客様には、より耐久性が高い化学合成油をベースオイルに配合したShell HELIX HX7がお勧めとなります。

■適したエンジンオイル

この様に選ぶと、Shell HELIX HX7 AJ-E 0W-20がお客様にお勧めのエンジンオイルになります。
※お車の推奨オイルがご不明の場合は、カーメーカーの取扱い説明書で規格・粘度をご確認ください。


「シェル ヒリックス」シリーズのうち、「ウルトラ」「HX7 0W-20」「HX7 5W-30」のベースオイルに、天然ガス(GTL,Gas to Liquid)を用いたシェルグループ独自の化学合成油 Shell XHVIを使用しています。 Shell XHVIは一般的な鉱物油ベースオイルと比較し、エンジンの保護と省燃費性に優れています。

 

|  コラム -天然ガスを原料とするShell XHVI-

●ベースオイルの粘度は温度によって変化し、その変化の度合いを示す指数として粘度指数があります。粘度指数が高いベースオイルほど、温度による粘度変化が少なく、より高温から低温までの使用領域を広げることができます。さらに、低温度域での粘度が低いため、始動時の粘性抵抗による負荷が少なく、省燃費性に優れたベースオイルともいえます。

XHVIの性能 (1) 粘度指数がきわめて高い

●ベースオイルの粘度は温度によって変化し、その変化の度合いを示す指数として粘度指数があります。粘度指数が高いベースオイルほど、温度による粘度変化が少なく、より高温から低温までの使用領域を広げることができます。さらに、低温度域での粘度が低いため、始動時の粘性抵抗による負荷が少なく、省燃費性に優れたベースオイルともいえます。

XHVIの性能 (2) せん断安定性が良い

●ピストンとシリンダーやベアリング等の狭い隙間を潤滑する場合、潤滑油は高いせん断を受けます。このような高せん断領域での潤滑は、粘度指数向上剤(ポリマー)を含んだオイルでは粘度の一時的な低下とポリマーの切断からくる永久粘度低下が起きます。XHVIはポリマーを含まないので、せん断による粘度低下が少なく、かつ強い油膜を維持することができるのです。

XHVIの性能 (3) 熱・酸化安定性が良い

●各種の機械に使用される潤滑油は、高温・高圧の厳しい条件に加えて、空気中の酸素により熱・酸化劣化が起きます。 XHVIは通常の鉱物油ベースオイルと比較して不飽和炭化水素の含有量が少なく、熱や酸素に対して安定しています。また高純度な炭化水素ベースオイルのため、酸化防止剤を添加した場合、その効果がより高く発揮されます。

XHVIの性能 (4) 蒸発損失が少ない

●エンジンが高速で作動している場合、シリンダー壁面はかなりの高温になり、ベースオイルや潤滑油の軽質分は蒸発して排気側へ排出されます。 XHVIは精製分留の過程で低分子(軽質分)をカットしているため蒸発損失が少なく、オイル消費を抑えることができるベースオイルです。

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